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第四回目は、ワリード・アブデルナーセル駐日エジプト大使です。エジプト大使館は今年のブックフェアのテーマ国として大規模パビリオンを設置、エジプトの文化や美術を紹介します。今回は、大使にTIBF出展に向けた抱負と、来場者へのメッセージを語っていただきました。
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■ 日本人はエジプト文化に触れる機会が少なかった
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- ブックフェアに出展する目的は?
アブデルナーセル 氏 : エジプトは今、出版分野で最も成長を遂げている国のひとつであり、アジアの中でも規模の大きいブックフェアであるTIBFにテーマ国として参加できることはとても名誉なことです。今後の日本とエジプトの関係を考えると、エジプトの書籍だけでなく、著者、学者、出版社や評論家を本国から招き、日本の出版社、来場者の方々とブックフェアで情報交換や交流をすることはとても良いことだと考えています。
今回のTIBFでは、両国間の翻訳出版をもっと広げていきたいと考えています。というのも、今までにエジプトと日本の間でお互いに翻訳出版されるケースは少なく、頻繁ではありませんでした。日本の出版社の方々と、是非積極的に、長期的なスパンで相互の翻訳出版に取り組むための、関係性を築きたいと思っています。
また、現在、エジプトを訪れる日本人観光客の方々はたくさんいらっしゃいますが、エジプト文学に触れる機会というのは、多くはなかったと思います。アラブ諸国の文化の中心でもあるエジプトの書籍、作品だけでなく、著名人を招いたセミナーやシンポジウムなどのさまざまなイベントを通して、皆さんに触れて、知って、楽しんでいただきたいと思います。
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■ 世界的に著名なエジプト作家が来日
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- どんな方をお呼びする予定ですか?
アブデルナーセル 氏 : 「ベストアラブ小説」というフランスの賞を受賞した、小説家のGamal El-Ghitaniさん(※注1)、アラブ諸国から一冊選ばれる「アラブフィクション国際賞」を2008年に受賞した、小説家のBahaa Taherさん(※注2)など、世界的に著名な作家が来日し、セミナーやサイン会を開く予定です。
また、文化大臣にも参加を呼びかけています。実は、大臣は芸術家であり日本とエジプトの文化交流のプロモーションを行っている方なんです。もちろん、エジプトの政府関係者だけでなく、出版社も9~10社出展する予定です。
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注1:Mr. Gamal El-Ghitani ・・・若い頃から執筆を始め、美術スクールを卒業しカーペットデザイナーの免許を持つ。ジャーナリストとして活躍、作家としても歴史、文化、政治に関する本の執筆を続けている。1980年エジプトの文学賞から始まり、フランスやアラブ諸国の名誉ある数々の賞を受賞している。 |
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注2:Mr. Bahaa Taher ・・・ エジプトの小説家。カイロ大学文学部を卒業。国際連合の通訳としてスイスにいた経歴ももつ。アラブフィクション国際賞を受賞するなど、翻訳家、小説家として活躍している。 |
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- 大使も政治学者として本を執筆されているんですよね?
アブデルナーセル 氏 : そうですね。私もアラビア語で15冊、英語で3冊、フランス語に訳した本も書いています。政治学や文化に関する本、エジプトの文化や歴史に関する本なども執筆しました。TIBFにも日本と関係のある本を展示してもいいかもしれないね(笑)。(※注3)
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大使が執筆したアラビア語の本 |
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注3:アブデルナーセル駐日エジプト大使は在カイロ・アメリカン大学修士号取得(政治学専攻)、スイス・ジュネーブ大学博士号取得(政治学専攻)しており、自らも著名な学者として、政治、歴史、学問などの分野で本を執筆。エジプト文化、社会、芸術に関する講演活動も積極的に行っている。 |
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■ セミナー、ワークショップ、サイン会などイベント満載
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- 具体的に、どんなイベントをする予定ですか?
アブデルナーセル 氏 : 7月11日(土)と12日(日)に終日エジプトセミナーを開催する予定です。トピックとしては、「古代エジプト文明」、「イスラムの芸術と建築」、「エジプト映画業界と現代化」、「エジプト社会の女性と変革」など。エジプトと日本の現代化の過程を歴史的観点から比べるセミナーなども含め、興味深いトピックでの講演を予定しています。皆さんにお楽しみいただくために、アラブの音楽演奏や著者のサイン会も行います。面白いイベントとしては、ヒエログリフでカリグラフィーを書く方を呼ぶことも考えています。とても楽しんでもらえると思いますよ。
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- 日本の来場者へ一言
アブデルナーセル 氏 : 是非、日本の皆さんには東京国際ブックフェアに来てもらいたいと思っています。そして、エジプトの文化や美術を知っていただきたいと思います。皆さんにエジプトパビリオンでお会いできるのを楽しみにしています!
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- ありがとうございました。
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