• 【TB-K】 基調講演


    2011年7月7日(木) 10:30~12:00                              

    デジタルと紙が併走する時代
     ~作家が考えること、できること~

    作家
    大沢 在昌 氏





    出版界の未来はより深い霧の中にあり、大きく変化せざるを得ないでしょう。その中で今、一人の書き手として考えていること、準備していることとは―。10年前には「大極宮」を設立、昨年は『カルテット』を紙の本に先行して電子書籍で販売するなど、常に新たな時代を予感し、一歩先を動いてきた大沢氏が、「本を創る」ことや「読者に届ける」ことに関わる全ての人が、どう考え、何をしていったらよいのかを語る。


    講演者プロフィール
    1956年名古屋市出身。慶應義塾大学中退。79年第1回小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞し、デビュー。91年「新宿鮫」で第12回吉川英治文学新人賞、第44回日本推理作家協会賞長編部門、94年「無間人形 新宿鮫4」で第110回直木賞を受賞。01年「心では重すぎる」、02年「闇先案内人」で日本冒険小説大賞を連続受賞。04年「パンドラ・アイランド」で第17回柴田錬三郎賞を受賞。05~09年社団法人日本推理作家協会理事長を務める。10年第14回日本ミステリー文学大賞受賞。



  • 【TB-1】 書店員向けセミナー【書店経営】


    2011年7月7日(木) 13:20~14:20                              

    書店生き残りの工夫
     ~街の文化を支える「あゆみBooks」の事例から~

     (株)あゆみBooks
    専務取締役 営業本部長
    鈴木 孝信 氏





    中規模から小規模まで幅広い店舗を持ち、地域にあわせた店作りにより売上げを伸ばしている同社。09年に開店した「颯爽堂」も注目を集めている。豊富な品揃えや独特な棚作り、読者や著者を巻き込んだイベントなど、チェーン店の生き残りをかけた工夫を紹介する。


    講演者プロフィール
    1980年 (株)書原 入社 杉並店勤務
    1987年 (株)書原 杉並店店長を退職
    1988年 (株)あゆみBooks 入社 早稲田店店長
    2005年 (株)あゆみBooks 営業本部長、早稲田店店長を兼務
    2009年 (株)あゆみBooks 専務取締役、営業本部長、早稲田店店長を兼任
    2009年 (株)颯爽堂 西荻窪にオープン(あゆみBooks FC)
    2011年5月現在 (株)あゆみBooks 専務取締役、営業本部長、仕入本部長を兼任
                                  (株)颯爽堂 代表取締役



  • 【TB-2】 著作権取引【買いの実務】


    2011年7月7日(木) 13:20~14:20                              

    海外翻訳出版で成功するには?
     ~版権取引の実務~

     (株)タトル・モリ エイジェンシー
    代表取締役社長
    森 健一 氏




    出版社のビジネスチャンスを広げる海外版権獲得。基本的な実務をはじめ、海外マーケット情報、翻訳ベストセラーの裏側まで、ダン・ブラウンの『ロスト・シンボル』、ドラッカーの『マネジメント』を手がける同社が、そのノウハウを披露する。


    講演者プロフィール
    米国にて英文学を勉強後ニューヨークのタイムワーナー社、ウィリアム・モリスエイジェンシーで研修。
    1998年、同社社長に就任。主なライセンス作品としてP・F・ドラッカーの「マネジメント」、「フェイスブック・エフェクト」、「借りぐらしのアリエッティ」の原作となった「床下の小人たち」など多数。



  • 【TB-3】 出版流通セミナー


    2011年7月7日(木) 15:00~16:00                              

    書店競争力強化のために
     ~日販の考える取引制度とマーケティング~

    日本出版販売(株)
    専務取締役 マーケティング本部長
    安西 浩和 氏




    本セミナーでは、日販が現在進めている新たな契約、CRM、リアル書店とネットの融合などの取組みの進捗を述べながら今後の出版業界像を提案する。


    講演者プロフィール
    1958年東京生まれ。1982年日販入社。以来、流通計画室長、経営戦略室長、王子流通センター所長などを担当。2009年より書籍部、雑誌部、www.推進部を統括。現在、マーケティング本部長として取引制度改革を推進している。



  • 【TB-4】 著作権取引【売りの実務】


    2011年7月7日(木) 15:00~16:00                              

    韓国で40万部突破!「死ぬときに後悔すること25」
     ~日本を越えて、アジアでも出版を成功させるために~

     (株)アップルシード・エージェンシー
    代表取締役
    鬼塚 忠 氏




    同書を日本で25万部、韓国で40万部、中国・台湾で15万部のベストセラーにした作家のエージェントの同氏。海外でベストセラーにし、映像化など、ひとつのコンテンツで利益を最大化する秘訣を語る。


    講演者プロフィール
    1965年鹿児島市生まれ。鹿児島大学在学中2年間の英国留学。大学卒業後、2年間かけて、世界40か国を放浪。ヨーロッパでお金が底をつき、シベリア鉄道で帰国。1997 年より4年半、海外書籍の版権エージェント会社「イングリッシュ・エージェンシー」に勤務。映画の原作など年間60点ほどの翻訳書籍を手掛ける。2001年10月、日本人作家のエージェントを主業務にするアップルシード・エージェンシーを設立。年間10万部以上の本を2冊、5万部以上の本を2冊出すことを目標としている。国内書籍事業だけにとどまらず、海外での翻訳出版、映画や舞台のプロデュースもしている。
    <主なプロデュース書籍>「情報は1冊のノートにまとめなさい」奥野宣之(Nanaブックス)32万部、「和田裕美の人に好かれる話し方」和田裕美(大和書房)25万部、「聴診器ブック」桐生迪介(日本実業出版社)10万部、「哄う合戦屋」北沢秋(双葉社)12万部。
    <主な著書>「ザ・エージェント」(旧ランダムハウス講談社)



  • 【TB-5】 書店員向けセミナー【売り場】


    2011年7月8日(金) 10:00~11:00                              

    小さな本屋は街の文化発信基地
     ~ブックスキューブリックの10年~

    ブックスキューブリック
    店主
    大井 実 氏




    異業界・未経験から書店経営を決意。 2001年に15坪からスタートした同書店は、今や福岡の有名書店へと成長した。お客様の顔を見て決める品揃えや、地域を巻き込んだ本のお祭り「ブックオカ」を主宰する等、地域の「文化発信基地」として成長するまでの道のりを語る。


    講演者プロフィール
    1961年 福岡市生まれ
    1980年 福岡県立福岡高校卒業
    1985年 同志社大学文学部社会学科卒業
    1985年 ファッション振興財団、インファス(東京)でイベントの制作に携わる
    1990年 イタリア在住
    1991年 彫刻家、書家などの展覧会プロデュースに携わる
    1994年 池田屋(大阪)で、文化催事の制作、地域文化新聞の編集などに携わる
    1999年 福岡に移動、地元老舗書店にてアルバイト
    2001年 ブックスキューブリック開業
    2006年 実行委員長としてブックオカを主宰(以後毎年開催)
    2008年 ブックスキューブリック箱崎店開業、現在に至る



  • 【TB-6】 書店員向けセミナー【売り場】


    2011年7月8日(金) 11:40~12:40                              

    お客様を知る力は日本一!の書店員
     1500人の嗜好を把握し、販売につなげる接客とは?

     (株)隆祥館書店
    取締役営業部長
    二村 知子 氏




    小さな本屋ながら、何十年も毎日通うような固定ファンが多い同店。そこには顧客との会話を通して興味を把握し、来店時に毎回、最適な本を紹介する書店員がいる。どう顧客の心をつかみ、本を買ってもらうのか?を名物書店員が語る。


    講演者プロフィール
    幼少期より、シンクロナイズドスイミングを始める。井村雅代コーチ(当時)の指導のもと1976年と77年には、チーム競技で2年連続日本1位に、日本代表選手として出場したパンパシフィック大会でも2年続けて第3位となる。現役引退後、書店に入社。2005年、地元が生んだ作家直木三十五を記念する「直木三十五記念館」が設立される際準備委員会のメンバーに名を連ね現在も委員を務める。2009年、大阪府書店商業組合の経営活性化・書店環境改善委員会の委員長に就任している。
    自分が良いと思った本は、お薦めしたくてたまらなくなる。「まんが日本昔ばなし」(講談社)や「ふしぎ図鑑」(小学館)は、お子様のためになると思い積極的に声かけをし、発売までに予約数が50冊以上になった。また、過去に男性誌「レオン」(主婦と生活社)の売上数が、関西地区でトップになったことがある。



  • 【TB-7】 編集者セミナー【書籍】


    2011年7月8日(金) 13:20~14:20

    逆境を企画に変える出版力
     ~「カネなし」「コネなし」でゼロから会社を作った私が言えること~

     (株)WAVE出版
    代表取締役社長
    玉越 直人 氏




    ベストセラー『石井ゆかりの12星座シリーズ』(75万部)と『働く君に贈る25の言葉』(30万部)で注目を集める出版社社長が語るヒットの裏側。サラリーマン編集者から、たった一人で創業した同氏が、悪状況に負けずに頑張れるコツとヒント、そして3.11後の出版社のあり方を語る。


    講演者プロフィール
    1952年生まれ。大学卒業後、出版社に勤務。雑誌編集部、書籍編集部等勤務を経て、1987年5月にたった一人でWAVE出版を創立、代表取締役社長に就任。現在に至る。子どものいじめ自殺問題の解決に取り組むNPO法人「ジェントルハート・プロジェクト」の創立理事、明るい社会づくりを目指す公益財団法人「社会教育協会」の理事などの社会活動にも全力を注ぐ。



  • 【TB-8】 編集者セミナー【雑誌】


    2011年7月8日(金) 15:00~16:00                              

    国民雑誌「文藝春秋」復権プロジェクト

     (株)文藝春秋
    月刊文藝春秋
    編集長
    木俣 正剛 氏



    電子の黒船襲来。溶けてゆく日本。そんな危機こそ国民雑誌が必要ではないか?昨年後半より文春全社をあげた、アナログ戦艦「文藝春秋」の復権プロジェクトは、芥川賞号80万部など着々と成功しつつあり、その全容を語る!


    講演者プロフィール
    1955年京都生まれ。78年早稲田大学政治経済学部政治学科卒、同年文藝春秋入社。97年 週刊文春副編集長、2000年 週刊文春編集長、2004年 第一編集局次長。 2007年より第二出版局長。2009年第二出版局長兼新書局長。2010年6月より現職。
    <手がけた記事>週刊文春記者として、「江川紹子さんと坂本弁護士失踪事件追及」。月刊文藝春秋編集者として、「瀬島龍三―参謀の昭和史」(保阪正康)、「森鴎外―二医官伝」(松本清張)。 週刊文春デスクとして、「橋本龍太郎首相中国人女性疑惑」、「少年Aこの子を生んで」、「菅直人愛人疑惑」、「ジャニーズ追及キャンペーン」。 週刊文春編集長として「山崎拓愛人問題」。そして、田中真紀子長女離婚問題で、仮処分差し止めを受けるが、逆転勝訴。第二出版局長として、コクヨとコラボした『東大合格生のノートはかならず美しい』。月刊文藝春秋編集長着任後は、村木厚子さん独占手記など。



  • 【TB-S】 特別講演 (受講無料・事前申込制)


    2011年7月9日(土) 10:00~11:40

    いま改めて書店について考える
     -本屋の機能を問い直す


    (左より)
    【パネリスト】
    翻訳家 青山 南 氏
    国立情報学研究所 高野 明彦 氏
    大垣書店 大垣 守弘 氏
    【コーディネーター】
    フリーライター 永江 朗 氏


    電子書籍が大きな話題になる中で、書店が衰退業種のようにみられることもある。確かに書店界全体でみれば、この10年で日本の書店数は大幅に減少し、新規参入が少ないという構造的な問題を抱えているが、現実には今でも多くの人を惹きつける書店は存在する。果たして今後、書店が果たすべき役割とは、そして、魅力の源泉とは何なのかを考えることで、書店の未来像を探る。


    講演者プロフィール
     青山 南 氏
    1949年生まれ。エッセイスト。著書には、『ネットと戦争』、『インターネットは貧者の味方』、『この話、したっけ?インターネットでこんなに読めるアメリカ文学』ほか多数。訳書には、ジャック・ケルアック『オン・ザ・ロード』、カルヴィン・トムキンズ『優雅な生活が最高の復讐である』など多数。

     高野 明彦 氏
    東大数学科を卒業後、日立製作所に20年間勤務。2001年より国立情報学研究所教授。現在、国立情報学研究所連想情報学研究開発センター長・教授、NPO連想出版理事長、東大大学院情報理工学系教授(併任)。研究成果の連想計算エンジンを活用して、「Webcat Plus」「新書マップ」「想・IMAGINE」「BOOK TOWN じんぼう」「文化遺産オンライン」「闘病記ライブラリ」などの公開サービスを展開している。
    Webcat Plus http://webcatplus.nii.ac.jp/
    新書マップ http://shinshomap.info/
    想・IMAGINE http://imagine.bookmap.info/
    BOOK TOWN じんぼう http://jimbou.info/

     大垣 守弘 氏
    (株)大垣書店・代表取締役社長。1959(昭和34)年7月生まれ。京都市出身。82年3月立命館大学経営学部卒、同年4月大垣書店入社。翌年、京都市北区小山上総町の本店店長。89年専務、2000年8月に現職。講談社主催の書店会「書店未来研究会」では05年6月から理事で会の運営に携わる。09年には扶桑社主催の書店会「扶桑会」の会長。今年1月、書店有志で組織する「書店新風会」副会長に就いた。また、今年2月には地方書店の生き残りをかけて「(株)大田丸」を設立。社業では新規店開発や金融機関の折衝、官公庁・経済団体への販売提案などを担当。現在、グループ25店を牽引。旗艦店・イオンモールKYOTOは5月の増床で1000坪にスケールアップ、京都駅前で存在感を示す。


     永江 朗 氏
    1958年、北海道生まれ。法政大学文学部哲学科卒。1981年~1988年、洋書輸入販売会社・ニューアート西武に勤務。1985年ごろからフリーライターに。1989年~93年、「宝島」「別冊宝島」編集部に在籍。2008年より早稲田大学文学学術院文化構想学部教授(任期付)。
    「エコノミスト」「週刊朝日」「アサヒ芸能」「週刊新潮」「文藝春秋」「ミーツ・リージョナル」「書店経営」「プリバリ印」などに連載中。主な著書に『菊地君の本屋』(アルメディア)、『不良のための読書術』(ちくま文庫)、『インタビュー術』(講談社現代新書)、『セゾン文化は何を夢見た』(朝日新聞出版)、『筑摩書房 それからの四十年』(筑摩選書)など。